県・市の回答(採火について)

津久井やまゆり園でパラリンピックの採火を行うという件につき、先日協議主体であった、神奈川県、相模原市、かながわ共同会にメールで再考を希望する旨伝え、相模原市には電話でもお伝えしました。しかし一昨日、県と市からは「着実に準備を進める」という回答が届きました。県も市も、オリンピック・パラリンピック推進課からの回答でしたのでこの件はオリパラ課主導で進められてることが確認できました。

映画をつくるとき、いつも届かないところへ届けたいと思い、考えの異なるひとならどう考えるかを想像します。今回のことでも「どっちでもいい」「パラリンピックで注目されることが大事」「些末な話」という意見が聞こえてきそうです。そのひとつひとつに、こころの中で僕は反論します。それはどっちでもいいことでなく、注目されればいいことでなく、些末な話でないと応えます。

胸に湧きでた濃い霧のようなもやもやした不快感は、時がすぎれば消え去ることもあるかもしれません。でもそのもやもやを言葉にして輪郭を与えていけば、自分が何を大切にしたいのかそれは何故なのかがおのずと見えてくるように思います。県と市に、回答書の公開の可否について確認中です。

 

朝日新聞の記者さんから火曜日に電話取材をうけ、お話しました。

やまゆり園で聖火「当事者の声聞かず悼む場を利用か」:朝日新聞デジタル

3/29には神戸の自立生活センター・リングリングさんが抗議声明を発表されています。また、本日の朝日新聞・声欄にも再考を求める神奈川県民の意見が掲載されています。神奈川県や相模原市在住の方からより多くの声が県、市に届けられることを願います。