「くまのあくび舎」STORES開設のお知らせ

ご案内です。
先ごろ、『くまのあくび舎』というレーベルを立ち上げました。

それに伴いこれまでの監督作品や映画グッズは、新たに開設しましたSTORESのページで一括して販売させていただきます。

kuma-zzz.stores.jp

併せて、「オンライン配信のご案内」ページも新設しました。

過去の映画作品の中から『風は生きよという』と『道草』をご覧いただけるようにしております。どうぞご注目ください。

michikusa-movie.com

 

以上です。

上映情報のお知らせ(2026年4月~5月)

監督作品の上映情報をお知らせします。
一般向け上映会もあれば、関係者向けの上映会もあります。お近くの方や前から気になっていた、という方はぜひ「詳細はこちら」をクリックし映画HPからご覧ください。

 

〈道草〉michikusa-movie.com

◆日 時 2026年4月19日(日)9:30~/13:30~
 会 場 口明方公民館
 主 催 ハチドリ倶楽部

◆日 時 2026年5月10日(日)13:40~
 会 場 女川町生涯学習センター ホール
 主 催 女川「道草」上映実行委員会

 ※ 上映後に監督トークがあります

 

〈杳かなる〉  

harukanaru.com

◆日 時 2026年4月5日(日)15:00~
 会 場 味の仕事屋ゆぽせいwithあこのありが豆腐
 主 催 あこのありが豆腐

◆日 時 2026年5月16日(土)10:00~/14:00~/18:00~
 会 場 キイト舎(コミュニテイカフェ)
 主 催 キイト舎
 
◆日 時 2026年5月28日(木)/ 5月30日(土)   
 会 場 国際基督教大学本館
 主 催 人権について考える映画上映プロジェクト@国際基督教大学
 ※ 30日は上映後に監督トークがあります

◆日 時 2026年5月30日(日)15:20~
 会 場 豊田市福祉センター 41会議室
 主 催 NPO法人ユートピア若宮


以上です。

前夜

2011年3月10日に戻ることができたら、何ができるだろうと想像することがある。ひとりでその日に戻る。まず、15年前の自分に会いに行かなければならない。そして伝える。あしたたいへんなことが起こるからこうしている場合じゃない、と。
福祉施設で働いていた自分の元を訪ねて腕を引っ張り、何が起きようとしているかを叫び、知らせようとするだろう。必死に、必死に。

「そんなこと言われたってこの場を離れることはできない。ここに暮らす人たちの生活がある」と、15年前の自分は告げるだろう。それより前に、いま目の前に現れた妙な男の切迫感に「この人はどうかしてしまったのだ」と憐れに眺めて、疎ましくあしらってしまうかもしれない。

わたしひとりを説得することにもどれほどの時が費やされるだろう。もしも半信半疑ながら、わたしが理解してくれたとして。そこから残された時間でいったい何をするだろうか。何ができるだろうか。
仕事を早退して翌日の休みをもらう。上司にはあした東京でもたいへんなことが起こるから利用者も職員も備えてほしい、と伝えるだろう。そして「疲れているんだよ、ゆっくり休みな」と情け深い笑顔とともに肩をたたかれるのかもしれない。

そしてその先は。選ばなければならない。だれを助けるのかを。何を起こさないようにするのかを。選ぶことのなかった無数の者たちに詫びる時間もない。最後の挨拶もできない。時はあしたへとなだれ込んでいく。

 

2011年3月10日に戻れたとしても、到底すべてのできごとを止めることはできない。しかしすべてを止められなくとも、ひとつの運命を変えることはできたかもしれない。ひとつの運命を変える、それはそこに立つわたしにしかできなかったことだ。
ひとつのちがいをうみだした。その事実は、つづく人生の梃子になる。

大きな濁流がわたしたちを呑み込もうとしている。
豪雪の下、凍てつく街へと飛び出し地面に足をとられながら、声をかぎりにちがいを生み出そうとしている人びとが見える。かれらは2011年3月10日へと送り出された人たちだ。声の粒子は宇宙にひろがる。わたしたちがみな消え果てても、声はのこされる。

 

前夜にもがく人びとを心からたたえたい。
戦争反対。ぜったい反対。

 

 

上映情報のお知らせ(2026年2月~3月)

監督作品の上映情報をお知らせします。
一般向け上映会もあれば、関係者向けの上映会もあります。お近くの方や前から気になっていた、という方はぜひ「詳細はこちら」をクリックし映画HPからご覧ください。

〈犬と猫と人間と2 動物たちの大震災〉

 詳細はこちら

◆日時:2026年2月11日(水・祝)13:00~上映(12:00~受付)
 会場:足立区庁舎ホール2階
 主催:足立区保健所生活衛生課、NPO法人あだち動物共生ネットワーク

◆日時:2026年3月7日(土)19:00~上映
 会場:猫と過ごせる古民家カフェ そらまめの家(香川県三豊市
 主催:そらまめの家

〈道草〉

 詳細はこちら

◆日 時 2026年2月7日(土)10:00~
 会 場 高槻市生涯学習センター多目的室
 主 催 高槻市障害児者団体連絡協議会

◆日 時 2026年2月11日(水)13:30~
 会 場 奈良産業会館
 主 催 NARAまほら支援ネットワーク

◆日 時 2026年2月15日(日)13:30~
 会 場 文京シビックセンター 障害者会館
 主 催 社会福祉法人文京槐の会

◆日 時 2026年2月26日(木)
 会 場 CILひかり (鹿児島市
 主 催 特定非営利活動法人 CILひかり

◆日 時 2026年3月6日(金)17:30~
 会 場 箕面市立障害者福祉センターささゆり園
 主 催 社会福祉法人あかつき福祉会

〈杳かなる〉

 詳細はこちら

◆日 時 2026年2月7日(土)13:00~
 会 場 奥多摩文化会館
 主 催 奥多摩町障害者自立支援協議会

◆日 時 2026年2月15日(日)12:30~
 会 場 昭和音楽大学5階C511(川崎市
 主 催 ボイスインクルーシブ
  ※ 監督トークあります

◆日 時 2026年2月21日(土)~22日(日)両日 14:00~上映   
 会 場 甲羅文庫 (千葉県市川市
 主 催 甲羅文庫

◆日 時 2026年2月28日(土)
 会 場 鎌ヶ谷市東部学習センター レインボーホール
 主 催 鎌ヶ谷飛翔ライオンズクラブ

◆日 時 2026年3月8日(日)14:00~
 会 場 六花亭サロンkyu (帯広市
 主 催 NPO法人Blue red and blue基金

以上です。

北上、花巻をめぐる

北上市の瀬美温泉が昨日から再開すると聞き、泊まりに行きました。10月に従業員の方がクマによる痛ましい事故に遭われてから、休業されていた宿。1日限定3室で再開し、昨日の宿泊客は年配の男性と僕のふたりだったようです。
以前は北上駅から路線バスが出ていたそうですが、10年前に廃線となり、宿の方が自家用車でお迎えに来てくださいました。
いまなお痛みの渦中にあるであろうスタッフの方々が数名で回しているように見え、よくぞ再開されたと、感嘆の思いが湧いてきます。
自然災害を前にした時、人は祈ることしかできない、ということを思ってきました。深い傷の快復にはながいながい時がかかります。それでも、いつか。
時がすこしでも痛みをやわらげ、人が薬になってくれることを願うばかりです。
瀬が美しい、と書く瀬美温泉。近くの瀬美渓谷から取られた名だと教えて頂きました。いいお湯です。
岩手へお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。

 

きょうは北上から花巻へ向かい、賢治記念館へ。幸いなことに、観光列車ひなびに合わせた鹿踊りが花巻駅で見られました。地域の平安と悪霊退散を祈願する舞、といわれる鹿踊り。自然災害が激しくなるいま、平安を祈り、鎮魂を願う鹿踊りや剣舞、神楽が息づいている岩手だからこそ見せることのできる、獣とひとのあり方を探したいと心を新たにしました。

 

 

そして、宮澤賢治。想念が駆けるスピードにペンが追いつかないというように走る原稿の文字。推敲に推敲をかさねた、直筆原稿を目にすると、胸が高鳴ります。
詩「業の花びら」は、走り書きのメモのような紙に記されていました。


ああたれか来てわたくしに云へ
 「億の巨匠が並んでうまれ
  しかも互に相犯さない
  明るい世界はかならず来る」と


岩手に積もったぶあつい歴史の堆積に、わたしたちの進む方向を尋ねていきたいと思います。

 

 

『早稲田学報』でご紹介いただきました

早稲田大学の校友会誌『早稲田学報』10月号、「ワセダのクリエイター」特集で映画『杳かなる』のことを取り上げて頂きました。
卒業して20年近くになります。6年半かけて9月卒だったのですが、それから数年余りは卒業したかどうかわからなくなり焦って起きる、という夢を見たものです…。

これまで公開してきた3作品、『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』『風は生きよという』『道草』はすべて学内で上映して頂いてます。
『杳かなる』も上映される日があることを、寝ながら待ちたいと思います。

 

 

介護保障を考えるオンラインシンポジウムに登壇します(11/15)

11月に、「介護保障を考える弁護士と障害者の会 全国ネット」が主催されます、13周年オンラインシンポジウムに登壇させて頂くことになりました。

昨年、日本ALS協会からのご依頼で制作しました短編動画『好きなところで好きな人と暮らしたいPart.2 ~24時間介護保障を求めて~』を上映し、そのあと取材させていただいた小笠原元子さん、藤岡毅さんとトークの予定です。

どうぞご覧ください。

とき:2025年11月15日(土)13:30~16:00
ところ:ウェビナー
参加費:無料
参加申込:下記のURLからus02web.zoom.us

 

 

追記ですが、これまで日本ALS協会のご依頼で制作してまいりました4本の短編動画はいずれも協会のYoutubeチャンネルからご覧いただけます。

 

・「眼にて云う」(口文字 日本語版)

www.youtube.com

 

・『Beyond ALS(ALSを越えて)~ALSとその先へ~』

www.youtube.com

 

・『好きなところで好きな人と暮らしたいPart.1 ~自薦ヘルパー方式を活用する~』

www.youtube.com

 

・『好きなところで好きな人と暮らしたいPart.2 ~24時間介護保障を求めて~』

www.youtube.com