女川原発2号機

女川原発2号機が新規制基準に正式合格したことを受け、本夕東北放送ニュースに宮城県知事が生出演していた。上気した様子で、ようやくここまで来た、と原発再稼働が人生の宿願であるかのような様子がむき出しだった。
この人は、9年前の3月11日を知事として迎えている。その日からのことをまるで忘れてしまったのか。どうしてこんなにも、政治家という職業につく人間は物忘れがひどいのか。あの日何があったか。新聞を引っ張り出してほしい。
国会事故調は、女川原発が外部電源喪失を回避したのも、建屋エリアへの津波浸水を回避したのも、どちらも「幸運」によるものと報告している。この知事はふたたび県民のいのちやあらゆるいのちの将来を「運」に委ねるというのか。それが宮城県民に似つかわしい政治とでもいうのか。
この物忘れ、この無謀、このごり押し。気が変になりそうだ。

 

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