アップリンクに

アップリンクは居心地のいい映画館だった。
「風は生きよという」を2016年にアップリンク渋谷で、「道草」を19年にアップリンク吉祥寺でそれぞれ上映して頂いた。そのアップリンクで、元従業員5名が、代表をパワーハラスメントで訴える裁判を起こされることを今日のニュースで知った。声明文を実名で出されたおひとりには、両作品でお世話になった。


声明の中に次の言葉を見た。
「上映・配給作品の社会的意義や「やりがい」といった言葉に回収されて、沈黙を強いられる場面が度々ありました。」「お客様が映画を楽しむスクリーンの裏側で、私たちは悔しさを感じながら、涙を堪えながら出勤していました。」
映画を上映してもらっていた自分もまた、このパワハラに、間接的にであれ関与していたのだと感じた。

 

ハラスメントはどのような場面・団体・組織の中であれ許してならない。そしてハラスメントに抗議し、その状況を改めようとする人を孤立させてならない。被害者の会「UPLINK Workers’ Voices Against Harassment」が裁判の賛同者を求めていることを知ったので、賛同する。

アップリンクは居心地のいい映画館だった。
これからは働く人にとっても居心地のいい場所になってほしい。

 

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