平成27年夏の人びと

一昨日、昼間の暑さにうなだれながら編集をしていたらセミが鳴きはじめた。夕方になると、短かったがひぐらしも鳴いた。たしかに聴いた。

自分と考えが異なる人と話し合う時は、きっと相手を尊重することが大事なのだと思う。つまらないことだけど、でも大事なことに変わりはない。

 

平成27年夏。国民の夏がくる。日記をつけよう。昭和20年夏の人びとが大切に日々の記録を、思いをのこしていたように。いつかその日記を探し出し、読みはじめてくれる人が出てくると思う。読んでくれなくても仕方ない。それはいい。ただ、書き留めておこう。自分の周りで起きていることを。それに自分がどう考え、どう処していったかを。

平成乙未 文月十五日
宍戸 大裕